4章 暗い過去はなくとも黒歴史ならある

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「ただいまんごー」 「…おかえりんごー」 しばらくして明が帰って来た。 いつもより遅いな、と思ったが生徒会に呼び出されていたことを思い出す。 昨日の今日で色々話してたんだろう。 それにしても、だ。 なんだか凄くご機嫌なんだけど…… あんなに人に囲まれて、いつもなら不機嫌になっても仕方がないくらいなのに、鼻唄なんか歌いながら夕飯の支度をしている。 ………すごく嫌な予感がする。 そして出来上がった夕飯。 ボンゴレビアンコにミネストローネ、デザートにプリンまでついている。 マジでどうした。 「明さ、何かいいことあった…?」 「まあねー。食べ終わったら話すよ。だから食べよ?」 「お、おう…」 終始笑顔で逆に恐ろしい。 疑問に思いつつ夕飯を食す。 そして夕飯はとても美味しかったです。
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