第一章 転校生は王道か

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--------------------- 何の面白味もない授業はすっ飛ばして放課後。俺と豊は教室に机を運ぶ宏文を手伝い、その後3人で俺の部屋に向かった。 机を運ぶのにわざわざ3人もいらんだろ、とか思うかもしれないが忘れてはいけない。ここは金持ちばかりが通う学校。無駄に敷地が広い。馬鹿広い。 「汚い」 俺の宝庫を見るなり豊は一言。 汚いとは酷い。ここは俺の夢と希望と萌えが詰まっていると言うのに! 「とりあえず要らない物は袋に詰めろ。」 「そんなものはない!」 そう言うと豊は呆れ顔で溜息1つついて、徐ろに俺の(SA●のアス●のフィギュア)を掴み、無情にも何処からか取り出したゴミ袋に…… 「いやあああああああああ俺の●スナたぁぁぁぁああああん!!!」 必死の抵抗も虚しく、2人の悪魔によって次から次へと袋に詰められていく俺の嫁たち。最後には元あった半分も手元に残らなかった。 言っておくが一番の嫁ア●ナたんは死守しましたとも。あと初●ミクとか澪たんとか(あ、伏せるとこない)。 置き場所のない同人誌(勿論BL)たちは、捨てるなんて選択肢は俺にはありえないので、ダンボールに詰めて大石家のお姉様宛に送っておいた。勿論着払いで。
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