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紅「交通手段？も決まったことだし、早く行こうか。買い物する時間が減っちゃうよ！」
あぁ、今の時間はAM11:46分。十分時間はあると思うけどな…
ﾗｳ「そうですね！行きましょう！」
ラウラは早速ほうきに跨り宙に浮く。
それに続くようにネアさんも空を飛び始める。
紅「あ、人に見られても良いように、全員に認識阻害の魔法陣を、えっと…お兄ちゃん、よろしく…私じゃ効果がイマイチなの」
翠「了解。[認識阻害魔法陣:四:展開:付与:発動]」
二番目の部分にある"四"ってのは、複数の魔法陣を出すときに、展開の前に数字を入れた詠唱。
今回は四人だから間に四を入れた訳だ。
ちなみに、詠唱しなくても出せるけど、効力が下がるから今回は詠唱した。
紅「お兄ちゃんありがとう！さて、[ｸﾘｱｳｨﾝｸﾞ]」
翠「[ｸﾘｱｳｨﾝｸﾞ]」
クリアウィングは無属性魔法で、無属性魔力を翼の形に纏めたもので、色がないため見えない。
実を言うと認識阻害かかってるから、見えても見えなくても関係ないんだけどな。
ﾗｳ「そうだ。紅菜、競争しよ！」
紅「いいよっ！じゃあこの線からね」
紅菜は宙に魔力の線を引く。
……ってお前は本気で子供かっ!!
ﾈｱ「位置について…よーい、ドン」
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