この気持ちに名を付けるなら、それは。

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「・・・え、今、なんて?」 今日は週明けの月曜日。 祭日でもない普通の日の今日は、本来なら学校に行く日なのに。 僕、三毛橋尚(ミケハシ ナオ)が今自室のベッドにて電話を受けるはめになっているのは、この土日僕の彼氏様に休む暇もなく抱かれ続けたせいだ。 ───『っだから、春樹様がっ・・・』 学校を休んで寮の自室で寝ていた僕に電話をくれたのは、僕の彼氏様の親衛隊副隊長。 そして春樹様というのはこの学園の生徒会長であり、僕の彼氏様だ。 『春樹様が、』 だから 『春樹様が食堂で』 副隊長がなにを言ってるのか 『転校生に、キスしたんです!』 僕にはわかんないよ。
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