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次の日あたしは湊にある場所を案内された。
その場所はある倉庫でたくさんの人がたくさんいる。
「湊、ここは?」
「俺の仲間たちがいる場所」
あたしは湊と共にその倉庫の中へと足を踏み入れた。
「ここは”金龍”の本部だ」
「”金龍”?!」
”金龍”といえば有名なヤンキーチームだ。
そんな場所に来てしまったというこは、湊もこのチームの仲間だということになる。
「湊も仲間なの?」
「うん。引くか?」
「ううん、また新たな一面が見れて嬉しい」
あたし自身、湊がこのチームの一員だと知っても思ったより驚いていない。
湊がどんな人でも、あたしはそれを受け入れるだけだ。
湊について部屋の奥へと進んでいくと、ある1つの部屋にたどり着いた。
その中へ入ると4人の男の子たちがあたしたちを見て驚いている。
「湊?そいつ、なんで?!」
「一応、千尋さんに会わせた方がいいと思って」
湊に質問したのはあたしも知ってる涼くんだった。
目の覚めるような金色の髪に両耳のピアスが輝くその少年もまた、整った顔立ちをしている。
「みっくん、その子誰?」
「俺の彼女」
「え?!みっくん、彼女いたの??」
「うん」
湊のことをみっくんと呼ぶ少年はすごく可愛らしくて女の子にも負けない顔立ちをしてる。
他にも真っ黒な髪の湊に負けないくらい無表情な男の子と、青みがかった長めの髪の色っぽい男の子がいた。
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