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お菓子?夢でも見てるのかしら?
「聞いてるよ。でもあいつらは黙らせられねえ」
「え、そうなの?」
湊くんでも黙らせられないってどういうことよ。
「いいんだよ、あいつらは」
微かに目を開けあたしを横目で見つめる湊くん。
寝起きだからなのか、湊くんは少し色っぽい。
「ま、みんな楽しそうだよね」
部下さんたちは相変わらず言い争ってるけど、みんな楽しそうに笑ってる。
琉夏くんも涼くんも楽しそうに笑ってるし、あの隼汰くんも微かに微笑んでる。
「お前も気にせず寝とけ」
「どうして?あたし眠たくないよ」
「休んどいた方がいいぞ。どうなるか分かんねえからな」
それってどういうこと?
ポカーンとするあたしをよそに、湊くんは再び目を閉じ寝てしまった。
休んどいた方がいいってどゆこと?!
これから何が起こるっていうの!?
この時のあたしは知らなかった。
これから起こる出来事を……。
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