プロローグ

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ネオンの光が夜の街を明るく照らし出している。  「はぁ、はぁ、はぁ……」 夜の街を1人、女の子が駆け抜けていた。  「どこいった!?」  「探せっ!」 1人の女の子を数人の男たちが追いかけている。 しかし、彼女の走る先には道はなく、行き止まりとなっていた。  「そんな……行き止まり…」  「見つけたぞ!」 振り返ればそこには、数人の男たちが息を荒げて立っていた。  「捕まえて、つれていけ!」 覚悟を決めた彼女が唇を噛みしめたと同時に、男たちの後ろから別の男の声が響いた。
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