二人の距離

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    姫の涙流した顔があまりにも可愛くて、愛おしく感じて... 気づいたら僕は腕の中に姫を抱き寄せていた。       姫が僕の胸のとこにいる。     僕の体にぴったりと寄り添う姫。僕の腕に力が入りぎゅっと姫を抱きしめた。    あれ?いままでで1番近い距離に姫がいる?      そんなことを、ふと思ってしまったら ドックン ドックン ドックン... 僕の心臓が早く鳴り出した。    やばい...。このシュチュエーションに緊張してきた。    この至近距離じゃあ姫にも心臓の音が聞こえちゃうよ~。   止まれ 止まれ 僕の心臓。    いや、止まったら死んじゃうか...静まれ 静まれ 僕の心臓。         僕がひとりで焦っていたら 腕の中で姫が、ふふふふふと小鳥がさえずるような可愛らしさで笑い出した。       
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