0人が本棚に入れています
本棚に追加
姫の涙流した顔があまりにも可愛くて、愛おしく感じて...
気づいたら僕は腕の中に姫を抱き寄せていた。
姫が僕の胸のとこにいる。
僕の体にぴったりと寄り添う姫。僕の腕に力が入りぎゅっと姫を抱きしめた。
あれ?いままでで1番近い距離に姫がいる?
そんなことを、ふと思ってしまったら
ドックン ドックン ドックン...
僕の心臓が早く鳴り出した。
やばい...。このシュチュエーションに緊張してきた。
この至近距離じゃあ姫にも心臓の音が聞こえちゃうよ~。
止まれ 止まれ 僕の心臓。
いや、止まったら死んじゃうか...静まれ 静まれ 僕の心臓。
僕がひとりで焦っていたら
腕の中で姫が、ふふふふふと小鳥がさえずるような可愛らしさで笑い出した。
最初のコメントを投稿しよう!