序章~絶望の始まり~

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そして、そのギャンブルは名声の会員じゃないとダメらしいが、俺は借金するとき会員になっていた。 とりあえず、サイトには歌舞伎町のとある施設でギャンブルをするメンバーを集め、説明をしてから会場に行くと書いてある。 その施設の中に入った。そこにいたメンバーは600人ほど。どれだけ皆さんギャンブラーなのだろう。いや、俺もか。 「皆さん、受付はすみましたよね?」 施設のステージの様な場所で何やら会社のお偉いさんみたいな人が話し出した。 「皆さんは、恐らく我が社のお金を借りたのだろうと思います。」 その通りである。 「そんなギャンブル大好きで借金まみれの皆さんには、スリルのあるギャンブルを行ってもらいます。」 ん?スリル? 「期間以内にあなたたちは借金を払わなければ、あなたたちの身体で払うというのはお忘れでしょうか?」 契約書みてなかった…って身体で払う!? 「いい身体をしているお嬢さんなどは売春もいいですね。まずは私がチェックしますよ。」 何言ってんだこのバカは、そんなの犯罪じゃないか… 「あなたたちを、コロンビア近海の借金返済用賭博島へ招きましょう。そこで借金を返済し、素晴らしい生活を取り戻しましょう。」 俺以外はみんな理解しているようだった。つまり、俺はここから犯罪の世界に入っていくんだな…。
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