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今、俺はロシアンルーレットコーナーに向かっている。ロシアンルーレットコーナーの建物は、なんかホテルみたいな感じだ。
「あ、山本さん、また会いましたね。」
「雄二、どうやら同じ部屋でのゲームらしい、お互い死なないようにな!」
実際、俺はかなり怖い。何故なら、50%の確立であの世行きだぞ?
「こんにちは、名声のロシアンルーレットにようこそ。私はこのコーナーのボスです。ルール説明は部下がやるのでゲーム部屋に行きましょう。」
俺ら6人はゲーム部屋へ向かった。
ロシアンルーレット 231号室
小崎耕
山本潤夫
ウィナー・ジャクソン
池崎雄二
明田優斗
植田和夫
「とりあえず、銃が本物か見せてやる。」
さっきの奴の部下は拳銃を取り出し、部屋の隅に置いてある人体模型をそれで撃ち抜いた。
爆音と同時に、人体模型の額に風穴が空き、その奥の衝撃吸収シートに弾丸が吸い込まれて行った。
「日本でこれをしないのは、近隣住民に恐怖を与えないためだ。ここなら国外、別に売っても人間のクズばかり。問題ないだろう。」
俺は恐怖で心臓が止まりそうだ。
「最初は、池崎雄二、お前だ。」
雄二、死ぬなよ!絶対だ!
雄二は選んだ銃の銃口をこめかみに当てた。その手は、恐怖により震えている。
雄二は指を引き金に当てた。
「雄介、頼子、愛してるッ!」
自分の嫁と子供の名前だろうか、それを叫んだ後に、引き金を引いた。その瞬間、
「ズドォン!」
という轟音と、銃口からの閃光が放たれ、雄二のこめかみから、大量の血が噴き出た。
「雄二イイイイイイ!」
それは雄二が死んだことを意味した。そして、俺は死への真の恐怖を実感した。
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