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「ん?もり・・・ら・・・まんぞう?なんて読むんだ?」
「森羅万象ーしんらばんしょうー。」
「どういう意味なの?」
「この世に存在する全ての物。人も動物も石ころも植物も有機物であれ無機物であれ原子であれ全ての物は森羅万象の渦の中にある。」
「?」
「よ、よくわからないな。」
「つまり、全属性を使える。」
「・・・。」
エリが放心状態になった。
「もうひとつあるね。剣?えっ?けんってあの?」
「それ以外あるの?」
「だよねー。」
「どんなのかな?」
「・・・。」
シュンは目を瞑り、自分の手に剣が出てくるイメージをした。するとギルドの床に魔方陣が形成され、木刀が出てきた。
「木刀?」
「ふーん。鬼木柳ーききやなぎーか。」
「へ?」
「これの名前。能力は・・・自動防御魔法発動か。後は魔力を込めると普通の刀になる。」
「すごっ!」
「剣という属性はそのなのとおり剣を生み出す能力のようだね。」
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