Valentine's Night

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唇に触れる樹利の滑らかな肌に、思わずドキドキした。 そっと唇を離すと、樹利がニッコリと笑った。 その姿に、ドキンと心臓が音を立てる。 ……こうして、私の些細な胸騒ぎが簡単に打ち消される。 思えばいつもそうだ。 私が不安を抱える側から、樹利は簡単に解消して行ってくれる。 そう思い、胸を熱くさせていると、 樹利がゆっくりと肩を抱き寄せ、唇を合わせてきた。
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