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「でも、可愛は恥ずかしがって嫌がりそうだから、お願いするのはやめようかと思ってたんだけど、バレンタインだし、駄目元でと思って」
樹利はそこまで言って、顔を覗き込み、
「可愛」
と言ってギュッと手を握った。
可愛が戸惑いつつ、なにも言えずにいると、樹利は真っ直ぐな目を見せた。
「お風呂でえっちしよう」
強い口調でストレートにそう言った樹利に、
「え、ええ?」
可愛は瞬時に耳まで真っ赤になった。
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