【Ⅲ】歓迎会を開いてもらいました。

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ぽつん、と一人残されたオルガは高い吹き抜けを見つめた。 (……確かに僕はレイモンド様のことを何も分かっていないかもしれない。 でも、今日のことで僕が分かったことは、レイモンド様には敵が多い。 僕は執事だ。 だからこそ、猜疑心という壁を作らなければいけないレイモンド様に信頼してもらえるような執事になろう。 他の雑音は気にせず、ただレイモンド様の為だけに――)
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