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馨は、梨恵を睨みつけて手を振りかざした。
梨恵は打たれると思い、目を閉じた。
すると馨は、手を梨恵の頭を置いて撫でた。
「梨恵、本当にすまなかった…俺も、あの事すっかり焦ってた。梨恵には、辛い思いをしたな。」
梨恵は、ぶわっと涙をこぼし始めた。
「おいおい、泣くなよ!!俺だって泣きてぇ位心配したんたぞ。」
「だってぇ~……叩かれると思っていたんだから。」
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