22人が本棚に入れています
本棚に追加
/511ページ
車内が座敷になっているため、雑魚寝ではあるものの、横になることもでき、朝早いうちはほぼ全員が熟睡していた。
ビックハンプ駅から環状線に入り、マロフ52はヘブキングテンプル駅から、ワシングミットへ向かう普通列車の最後尾にくっつき、現在に至る。
列車が環状線に入った辺りから、みんなも起き出し、車内は賑やかになっていったのだ。
お座敷客車だから、間仕切りもなく、座席が邪魔になるようなこともない。
最初の頃こそ、何人かに別れていた(多くが2人だが)ものの、海は10分も走ると工場群の向こう側になり、景色に飽きてきた一行は車内で何やら始めた。
最初のコメントを投稿しよう!