黒い炎

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そのプログラムを実行すると白のイベントや黒のイベントの会場は幻のように消え去っていった。 そしてテロップ文字が流れ……気付いた時には俺達は意識を失っていた。 目覚めた場所はグリーントライア、つまり俺達の会社の寝室内だった。 舞達はまだ意識がない。 俺はすぐに知り合いの医者に電話を掛けた。 もちろん負傷者を病院に運ぶためだ。 コイツはナイトメア関連にも理解がある。 だから今頼りになるのはこいつしかいない。 無事に連絡も取れ俺は皆を病院に運んだ。 皆が無事なのか心配だった。 もちろん舞のことも。 だが、俺には本社との連絡事やマスコミ関連、色々な仕事が山積みになっていて側にいてやりたいがそうもいかなかった。 ――クソッ。 早く終わらせるしかねえか……。
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