いずみside

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「飛翔!行くぞ~。」 飛翔の後ろから、友達で同じくアメフトをやっている聡史が叫ぶ。 「じゃあな、友里恵また後で。いずみちゃんもお大事に。」 そう言って爽やかに片手を上げて、デカイ体が私達から遠ざかっていった。 その時、聡史が私をずっと見ていたことなどゼンゼン知らなかったんだ。 私に気があったからではない。 私に憑いている 悪霊に 興味をしめしていたのだ。
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