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そう思いながらなんか別の意味でイヤな予感がして…
恐る恐る振り向いた。
そこには、勝手に悟ったような顔で頷きながら俺を覗き込む飛翔がいた。
な、何なんだこいつ!
「ようやく聡史も女に目覚めたか。」
「はぁ?」
飛翔がそう言って俺の肩に両手を置くと
「俺にまかせておけ、いずみちゃんとの仲取り持ってやる!大船に乗った気でいろ!」
「お、おい勝手に決めるな!
俺はあいつのことなんか…」
「まあまあ、大丈夫だから
そうか…聡史はいずみちゃんか…」
おい、人の話は最後まで聞け!
一人勝手に盛り上がって…
話も聞かず先に行っちまうし。
あいついずみっていうんだ。
それより飛翔、何を企んでいる。
まぁ長い付き合いだからあいつの考えていることくらいお見通しだがな。
たぶん友里恵を使って俺といずみを会わせるつもりだな。
だけど、やっぱり気になるんだよな~。
いずみって子に憑いている…たぶん
悪霊。
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