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まだまだ右手は止まらない。
私はある有名なミステリー作家のゴーストライターをしていました。
しかしどうしても自分の作品を出したいって思っておりましたがなかなか止めさせてもらえない
私がいなくなったらその作家だけでなく出版に関わる全ての人の大きな打撃になりますし
だけど、合間を縫って手書きで隠れて自分の作品を書いていたのです。
昨日、その作家といざこざを起こして、私はその作家のゴーストライターを辞めました。
多額の口止め料を渡してきましたが、突き返しました。
私は坂下有として小説を書くと宣言して
それがいけなかった…
私はこの世界の裏を知りすぎていた
だから消されたんです。
ヒドイ!
警察にいって訴えないと!
ありがとう
だけど証拠がない
死人に口無し…
こうして書いていることを誰が信用しますか?
私は分かる!有さんの悔しさ
書かせて下さい!
私も小説家を目指している一人です。
有さんの才能は私にだって分かる!
ありがとう
私の小説は長編だから大変だよ?
いいの?
はい!任せて下さい!
私との通信はかなり精神にくるよ
大丈夫?
私もきみが僕の万年筆を握る間だけ体を借りることにする。
一日2時間まで。
それ以上は君の体が心配だから。
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