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メグが最後の一冊を手渡し、早瀬は背伸びすることさえなく
簡単に押し込む。
「さあって、片付いたな。」
メグは渋々、頭を下げた。
「ありがとうございます。」
いや・・・、と早瀬が口篭り、いきなり、いつも通り横柄になる。
「まあ、お前にしては上出来だから・・・
・・・・・・今夜は飯、おごってやるよ。」
カチンッと来たものの、疲れ果てていたメグはさっさと背を向けた。
「結構です。
今夜こそは早く帰って、バク睡する予定なんで。」
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