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早瀬がようやく資料庫から出てきてガタンッと席に座り、
さっさと仕事の続きを始める。
忙しいのはお互い様なのに、手伝ってやる物好きさに遠藤は苦笑を落とす。
『・・・・・お前は本当に、女に優しいな・・・。』
さて、と遠藤は時計を見た。
20時半。
もちろん、高田はさっさと帰り支度を済ませ、出て行った。
さすがに最終日まで19時に帰るわけにはいかなかったのだろう。
高田にしては珍しく、こんな遅くまで働いた。
メグもメールのチェックが終わったら帰るつもりのようで
さっきから忙しなくパソコンを操作し、シャットダウンをかけている。
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