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仁王立ちをしたまま、居座る早瀬にメグはため息を小さくつく。
高田からコーヒーを受け取ったメグは早瀬を宥めるために
仕方なくお礼を告げる。
「・・・・・・・・・・・ありがとうございます。」
由紀に差別はダメと言われたが、
どうしても、メグは高田を好きになれなかった。
上手く言えないが、すべてが胡散臭く感じてしまう。
高田は”いつもの顔”で頷く。
「どういたしまして。」
高田からようやく解放され、コーヒーを啜りながら、目を瞑る。
『・・・・・・・・・・・ああ、本当に、疲れた・・・』
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