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空が泣いた 風が凪いだ 澱んだ空気 混ざり合い 無鉄砲な若者達が 飛び込んではEMITTAM 己の欲望咲き乱れてる 春の陽気に舞い降りる悪魔 夏にはベタリと纏わり付いて 秋にはからりと乾いてみても 冬には凍え 魔を従えて降臨す 別れを望んで指折り数える 僕は素敵かい? 出逢いを拒み泣いた無表情 噎び泣く虚無感に喰われ ほらまた今日も犠牲者が 猛威を奮った君の姿は 魔王の如く 吹き荒び 辺り一面モノクロへ 総てを奪う 君の愛情 溢れ出る想いはもう要らない 手を振る僕を見詰める瞳は 現在もまだ、何処かできっと…
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