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世界を構築するのは財力だ。
お金があれば着るものも食べることも住むところにも困らない。極端に言えば夢も希望も友達だってお金があれば整えることができる。だからこそ、俺にはお金が必要なのだ。
なによりも、俺の野望を叶えるために。
「おい」
俺の野望は世界中の美女をこの手に収めること。その為には、まず要となる資金繰りからはじめるとしよう。丁度良いことに、この学園には世界有数の社長令嬢にあたるお嬢様が通っていたはずだ。
「聞いてんのかよ」
彼女の名前は十文字玲奈(じゅうもんじれいな)。金髪の碧眼で巨乳の美少女だ。頭脳明晰、スポーツ万能の文武両道、才色兼備に容姿端麗。それに加えて社長令嬢の大金持ちとは、まさに神に愛された女と言えよう。
ふん、まずはこの女から懐柔することにしようか。
ここから、俺のハーレム道が始まる。
「――いい加減、こっちを向け」
突如、俺の首がいけない音とともに曲がった。
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