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「おはよう。」
多分、先生だろうか。
若いイケメンな先生に挨拶された。
「おはようございます。」
俺は、先生に挨拶をした。
「君は、新入生だね?入学おめでとう。」
先生は爽やかな笑顔で俺に言ってきた。
「ありがとうございます。」
なんか、この人が担任の先生だったらいいなぁ…。優しそうだし。
中学の時はずっと担任は女の先生だったしなぁ…。
「新入生は体育館に集合だからね。」
集合場所は知っていたが、親切に教えてくれた。
「あっ、はい。ありがとうございます。」
俺は、先生にお礼を言い、体育館に向かうことにした。
そして、体育館に着いた俺は、受付の先生に名前を言い、指定された番号が書いてあるクラスの椅子に座ることにした。
・・・俺は1年2組か。
風早見高校は、全部で4クラスあるらしい。
特別クラスが多い方ではなかった。
まぁ、人の考え次第では、少ないと思う人もいるだろう。
「……えーっと、19番は…あっ、ここか!」
俺の席の隣に、ツンツンヘアーの黒髪のイケメン風な男子が座ってきた。
左耳にはピアスをしていて、チャラそうなやつで………んっ、……口に何かついてるぞ…。
よく見てみると、口に歯みがき粉がついていた。
……ぷっ。俺は、笑いが堪えられなかった。
「お前、なんで笑ってるんだ?」
…あっ、やべっ。笑ったの気づかれたっ…。
やっぱり、教えとくことにしよう。
「……口に、は、歯みがき粉ついてるぞ。」
俺は、小声でそいつに言った。
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