1…宮脇 詞の場合

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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 「何時…。」 冴えない頭で時計を見ると、朝の9時になる頃だった。 「仕事…休みか。」 背中に越しに、柴多の肌と体温を感じた。 「ダルい…。」 呟くと 「詞…起きた?」 「あっ…。」 ドックン! 一気に現実に返る。 「おはよ…もう少し寝てる?」 伺いながら、柴多は私の肩にキスをする。 「…っ!シャ、シャワー借りていいかな!」 余韻に浸ってるのか、背中に唇を這わせ出す。 「ん~。いいよ…使い方解る?」 「うん…前、借りたから。」 小さく笑うのを感じ 「そっか…なら解るか。」 柴多が本当に、楽しそうだった。
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