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「何時…。」
冴えない頭で時計を見ると、朝の9時になる頃だった。
「仕事…休みか。」
背中に越しに、柴多の肌と体温を感じた。
「ダルい…。」
呟くと
「詞…起きた?」
「あっ…。」
ドックン!
一気に現実に返る。
「おはよ…もう少し寝てる?」
伺いながら、柴多は私の肩にキスをする。
「…っ!シャ、シャワー借りていいかな!」
余韻に浸ってるのか、背中に唇を這わせ出す。
「ん~。いいよ…使い方解る?」
「うん…前、借りたから。」
小さく笑うのを感じ
「そっか…なら解るか。」
柴多が本当に、楽しそうだった。
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