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シャァァ…。
お湯を顔に当てながら、昨晩の事が呼び起こされる。
柴多は本当に、優しかった。
だけど私の身体は、柴多を受け入れる状態じゃなくて…全然ダメだった。
「ごめん…柴多…無理だよ。」
「大丈夫だよ…楽にして…詞…。」
謝ったけど、根気で柴多は私を最後まで持っていって…事が終えたら、夜中の3時になっていた。
「はぁ…何であんなに頑張れるんだろ…。」
自分の身体を改めて見る。
幼児体型みたい…ガリガリだし、色気を全く感じない。
でも柴多は、こんな私を『女性』として、大事に扱ってくれた…努力しよう…。
柴多を好きになる様に…愛していける様に…。
胸の奥の痛みを…消していける様に…。
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