第1話

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ザザラは元ハンター迎撃特殊部隊であった経歴を持つ男だ。体中にはたくさんの傷があり、片目には眼帯をしている。 ザザラは4人の前に来て腕を組んだ。 リク「おっおはようございます!ザザラ教官!」 ザザラの左目がギロっとリクを見つめる。 紅葉「あの怖いものなしのリクが…圧倒されてる…」 ザザラ「お前ら、ちゃんと武器の手入れはしてきたんだろうな?」 リク「はっハイ!」 ザザラ「そこの銀髪、見せてみろ」 リクは双剣をザザラに渡す。 ザザラ「これで手入れをした…と?」 リクは冷や汗をかいているようだった。 リク「はっはい!自分は昨日夜中3時まで起きて剣の手入れをしました!本当です!」 ザザラはフンと鼻で笑った。 ザザラ「俺には関係ないがな。お前、狩猟で死ぬぞ」 えっ…と三人が口を揃えて言った。 ザザラ「そこの男、太刀を見せてみろ」 フォックスは鞘から刀を抜き、ザザラに渡す。 ザザラ「ほう」 ザザラはフォックスの刀を舐めるように見渡した。 ザザラ「この太刀、どう手入れした?」 フォックス「純水に一時間ほど浸してから、砥石で磨き上げました」 ザザラはガハハハと大笑いした。 ザザラ「面白い!ガキ、名をなんという?」 フォックス「フォックス。フォックススタンダードです」 ザザラ「何!?」 ザザラは驚きを隠せないようだ。 ザザラ「ならお前はヤツを見たんだな?目の前で」 フォックス「はい。そのために自分はここにいます」 ザザラ「お前は期待できそうだ!フォックス!」 紅葉「何の話?」 ザザラ「無駄話はやめだ。早速狩猟にとりかかる」
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