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ザザラは元ハンター迎撃特殊部隊であった経歴を持つ男だ。体中にはたくさんの傷があり、片目には眼帯をしている。
ザザラは4人の前に来て腕を組んだ。
リク「おっおはようございます!ザザラ教官!」
ザザラの左目がギロっとリクを見つめる。
紅葉「あの怖いものなしのリクが…圧倒されてる…」
ザザラ「お前ら、ちゃんと武器の手入れはしてきたんだろうな?」
リク「はっハイ!」
ザザラ「そこの銀髪、見せてみろ」
リクは双剣をザザラに渡す。
ザザラ「これで手入れをした…と?」
リクは冷や汗をかいているようだった。
リク「はっはい!自分は昨日夜中3時まで起きて剣の手入れをしました!本当です!」
ザザラはフンと鼻で笑った。
ザザラ「俺には関係ないがな。お前、狩猟で死ぬぞ」
えっ…と三人が口を揃えて言った。
ザザラ「そこの男、太刀を見せてみろ」
フォックスは鞘から刀を抜き、ザザラに渡す。
ザザラ「ほう」
ザザラはフォックスの刀を舐めるように見渡した。
ザザラ「この太刀、どう手入れした?」
フォックス「純水に一時間ほど浸してから、砥石で磨き上げました」
ザザラはガハハハと大笑いした。
ザザラ「面白い!ガキ、名をなんという?」
フォックス「フォックス。フォックススタンダードです」
ザザラ「何!?」
ザザラは驚きを隠せないようだ。
ザザラ「ならお前はヤツを見たんだな?目の前で」
フォックス「はい。そのために自分はここにいます」
ザザラ「お前は期待できそうだ!フォックス!」
紅葉「何の話?」
ザザラ「無駄話はやめだ。早速狩猟にとりかかる」
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