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いつもと違う放課後
汗と砂ぼこりを纏いながら
体のあちこちが痛い。
疲れたはずの体なのに
何故か心は満たされて。
赤く日に焼けた頬が
オレンジ色の世界と同化する。
さっきまでの歓声は夕日の中に溶け込んで
声を出すことも許されないほど
一面の世界をオレンジ色が支配する。
毎日見慣れたはずの
渡り廊下から見る景色
今日だけ特別に見えるのは
貴方が特別に見えたから…
幼くて
それが恋だなんて知らなくても
オレンジ色の時が教えてくれる
美しい夕焼けを見る度に
思い出される初恋の色
二度と見ることの無い
オレンジ色の時。
by - 虹望
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