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ポイとポピーがソメ婆さんにあいさつすると、ソメ婆さんも、ポイとポピーにあいさつしました。
「こんにちは。まあ、あんたたちは、いつも一緒にいるんだね」
ソメ婆さんがほほえんで言ったので、ポイはうれしそうにいいました。
「あのね、僕たち、いつまでもお友だちでいるんだよ!ずーっとだよ!」
すると、ポピーが、大きくうなづいて言いました。
「私たち、ときどきケンカするけど、いつまでもお友だちでいるの!」
ソメ婆さんはニコニコとゆかいそうにポイとポピーの話しを聞いていましたが、ちょっと意地悪なことを言ってみたくなってしまいました。
「ほんとうにお友だちなのかい? ほんとうにケンカしてもお友だちでいられるのかい? ほんとうかい?」
すると、ポイとポピーはにらむようにソメ婆さんを見て、怒ったように言いました。
「僕たち、ケンカしてもお友だちでいるんだよ!」
「私たち、いつまでもお友だちでいるの!ソメお婆ちゃん、嫌なこと言わないで!」
ソメ婆さんは、ちょっと言いすぎたと反省し、あわてたように言いました。
「あ、ああ、ちょっと言いすぎたね!ごめんよ…そうだ!あんたたちにいいこと教えてあげる。それは、あんたたちが、いつまでもお友だちでいられる方法だよ」
ソメ婆さんがそんなことを言ったので、ポイとポピーは耳をピクッとさせて、ソメ婆さんに聞きました。
「ソメ婆ちゃん、それ、どうやるの?」
「何をすれば、お友だちでいられるの?」
すると、ソメ婆さんは、コホン、とせきばらいして言いました。
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