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「サルのキュウタはね、お社の中で、お山のいきものが平和にくらせるように、毎日、お祈りしてるんだよ。お前たちがうまれたころ、キュウタが雨乞いしてみごとに雨を降らせたことがあるんだ。雨乞いができるなら、そのぎゃくの晴れ乞いをすることもできるはずだよ。お前たち、すぐにキュウタのところへ行って、晴れ乞いをしてくれるように言ってごらん！」
ポイとポピーは、ソメ婆さんの話を聞くと、赤い目を輝かせました。
「おサルのキュウタに晴れ乞いをしてもらったら、空が晴れるんだね！」
「お空が晴れたら、お月様に住んでるウサギの神様にお祈りすることができるのね！」
ポイとポピーは、そう言って、顔を輝かせました。
「早くキュウタのお社へお行き！ グズグズしてると夜になっちゃうよ！」
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