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「それじゃあ、気の済むようにさせてもらうよ。
その強がりもどこまで持つかだな。
……どんなことされるか分かってないだろ、お坊ちゃん」
そう言って首筋に手を伸ばすと、彼はピクリと反応しつつ、
「知識としてはある」
と冷静に告げた。
「さすが、優秀なお坊ちゃまは、そうした知識にも精通しているわけだ。
じゃあ、遠慮はいらないな」
そう言ってその美しい顔に、自分の顔を近付け
唇を合わせた。
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