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そんな彼女を自分のものにするのはたやすいことだった。
没落華族の間宮の娘。
ちょっと金をチラつかせるだけで、喜んで娘を差し出した。
彼女が格式高い家の娘じゃなくて良かった。
もし公家の娘だったりしたら、悪名ばかり轟く混血当主の家には来てくれはしないだろう。
下々の女は喜んで身体を差し出すも、格式高い家の娘は自分を敬遠する。
そんな中、心から見初めた女を手に入れられることが出来た自分は幸運と言えると感じていた。
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