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副会長-side-
はぁ…何故かさっきから胸の辺りがモヤモヤするのは気のせいでしょうか…
さっきと言うのも、確か桜の―――
「………っ!?/////お前綺麗だな!!…こ、恋人になってやってもいいぞ!!」
―――という発言からだったと思います。
…唐突ですが、私は桜が好きです。
たぶん…。
何故たぶんかなんて…。決まっているじゃないですか、人を好きになるなんて初めてなんですよ。
…悪いですか…。
だからわからないんですよ…どうして桜の言葉を聞いたとき、光陽さんが…桜のもとへ行ってしまうんじゃないかと、不安な気持ちになったのか。
この気持ちの意味なんて私にはわかりません。
ただ言えることは…、この気持ちの矛先は…全部光陽さんなんだと言うことです。
私は解らなくて、バ会長に聞いてみることにしました。桜を、どう思っているかを
「……、あの…バ会長はその…、桜の事どう思っているんですか?」
「…どうって、そりゃ何とも思ってねぇよ。…まぁ確かに、生徒会以外で俺様を俺様として見てくれた初めてのやつだから構ってやってるだけであって…。それがどーした?」
「…いえ、なんでもありません」
好きじゃなかったんですね。じ…じゃあ、光陽さんの事はどう思っているでしょうか…。
ん〰、……………。聞けません。はぁ…悩むのは止めましょう。性に合いません
あ、思い出しました。
…いきなりで申し訳ありません。思い出したことと言いますと、光陽さん…アレは変装ですね。更に言えば、光陽さんは族潰しのコウでしょう。
多分コウの方は仕方なく相手をしているだけで、自分じゃ自覚はなさそうですね。
…何故わかったのかって?フフ、あまり私をなめないで頂きたい。私これでもBlackの副総長で、情報収集は得意分野ですから。
あとは…勘、ですかね。
…。コウと光陽さんは、目が似ています。私たちを見ているようで、見ていない。
一度戦ったときにそう思いました。
コウは覚えているでしょうか…。
コウ…いや光陽さんは私たちじゃ抱えられないない何かを…背負っているように見えました。
それを取り除く事ができたら、貴方は笑顔になれますか…?
貴方が笑えば…私も何故か笑えそうな気がします…
今はまだ、貴方がコウだと言うことは秘密にしておきますね。その方が…楽しそうでしょう?
副会長-side end-
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