男の娘!?

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遡る事1ヶ月前・・・・・・・ 「・・・・ありがとうございました。」 俺はハンカチを目に当てながら会釈する女の人に頭を下げ、沢山の名前が書かれた紙をまとめた。 「お疲れ様でした。では、こちらへ。」 最後であろう夫婦を見送った後、淡々とした口調でそう言う男の人に車へと案内される。 これから、火葬場へ行くのだろう。 俺は、棺桶の中で幸せそうに微笑む親父の顔を目に焼きつけ、車へ乗り込んだ。
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