男の娘!?

5/5
前へ
/5ページ
次へ
「・・・・・はい、はい、すいません、失礼します・・・」 後は書類だけか・・・・意外と面倒だな・・・ 一通り電話の終わった俺は、トボトボと帰路につく。 すると、俺の目の前に一台の黒い車が止まり、後ろの窓が開き30代位の男の人が顔を出した。 「久しぶり、いや、君からしたら初めましてかな?」 そう言って笑った顔はどこか親父に似ている気がする・・・ 「父の友人でしょうか?すみません、告別式はもう・・・」 「ははは、分かっているよ、私も出席したからね。」 「あ、すいません。」 「まあ、そんなに謝らんでくれ、優君も大変だったんだろう、どうだ?乗ってかないか?」 その人がそう言うと同時に運転手さんがドアを開ける。 「・・・・・・・・・・・・じゃあ、失礼します。」 それが俺と塙校長との出会いだった。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加