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暗闇を走る。
何で？
ただひたすら走る。
何で私走ってるの？
ただただ走る。
何処に向かうでも無く。
……暗闇だから何処かに向かおうとしても、上も下も右も左もわからない気がするけど。
何かに追われてる訳でも無い。
追われてない？
なのに何で走ってる？
出口を探してる……訳でも無い。
え、出口探そうよ！
立ち止まりたいのに止まれない。
何なんだ……。
と。
ポツン、と一点の光。
あ、出口？
なら、と。
其処を目指して走る。
少しずつ大きくなる光。
もう少し、と走る。
どんどん大きくなる光が、さっきまでの暗闇の不安を消していく。
光が大きくなって出口に着いた、と思った時、私は輝く光に包まれる。
眩しっ！
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