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「あー、凄いな」
すっかり綺麗なルシファーに、ミカエルが溜め息。
「目の保養、ねぇ」
ルシファーは私を見て呆れている。
うん。
綺麗なルシファー、やっぱり凄く格好良いよ!
「転生者、か。お前、俺を使い魔にしないか?」
はい?
ルシファーの意外な提案。
「何故?」
「面白そうだし、地球の話がしたい」
ん?地球の?
ふぅん、地球人と恋に落ちたと言う事なのかな?
地球に詳しい(?)堕天使が使い魔って楽しそうで良いけども。
……でも。
「それって後で解消出来る?」
そう聞けば、怪訝な顔をされる。
「貴方が使い魔になるべき人は他に居る、と思う。私の勘って当たるんだよね。だから、それまでなら」
そう言うと、他に?と眉を顰める。
「貴方にとって、とても大切な存在」
そう言うと、ミカエルが口を挟む。
「んじゃ、仮契約にしたら?」
ん?
「止めなくて良いの?」
「駄目なら神が何か言う。大丈夫だろ?」
そ。
「仮契約って?」
「本契約は契約主が死ぬまで契約が切れないけど、仮契約は使い魔側が一方的に解消出来る。大抵は使い魔側が身を守る為に仮契約しかしないけどな。ルシファーは本契約のつもりで言ったろ?」
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