貴族の生活って

13/13
6813人が本棚に入れています
本棚に追加
/1260ページ
ちょっと、どう言う事かな? まだ2歳なのに婚約って。 しかも知らない所で決められてる? 「ならネイズではなくてレオンと婚約するか?」 「2人の様子を見る限り、そうした方が良さそうだね?」 ゲオルさんとお父様とでどんどん話を進めていくけど。 ええーっ!? そう言えば……家は光の大貴族って言ってたっけ? ならレオンの所は闇の大貴族、と言う所だろうか? うーん。 家同士の結び付きって事で勝手に決まってしまうパターンな訳ですか? あー、もう! だから一般人の私にはそう言う世界は合わないから! 結婚なんて好きな人じゃ無きゃしたく無いわ! ……別にレオンが嫌な訳じゃ無いけどね。 こればっかりは大人にならなきゃわからないでしょう? 「良かったな、レオン。アデリアがお前のお嫁さんになるぞ」 ゲオルさんがレオンに言うと、レオンはニッコリ笑って。 「僕のお嫁さん♪」 もう一度、頬っぺたにちゅーをしましたよ。 可愛いっ。 じゃ無くて! 決定!? レオンとの結婚は決定なんですかね!? ああ、オートのアデリアも凄い笑顔だよ。 こりゃ決定するわな。 あー、もう。 大人になって好みじゃ無かったら逃げてやるっ。 そして知らない所で婚約者になり掛けて脱落したネイズが空気だ。
/1260ページ

最初のコメントを投稿しよう!