事件の黒幕は

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リオウの言葉に同意して頷き、今度やり方教えて、と頼めばあっさりOKを貰う。 そんな僕達を見て周りの皆はドン引きしてる。 「貴女達、楽しそうに言うわねぇ……」 エイナの顔が引き攣ってる、と思ったら全員そうだった。 「呪いを、解除出来た?……本当に?」 チャムガの父親を除いては。 「ああ、呪いは解けた。体力を随分消耗したから今は眠っているけど、暫くすれば元気に目を覚ますよ」 リオウの言葉に、彼は涙を流して喜んだ。 「ありがとうございます!ありがとうございます!」 「つまり、息子に呪いを掛けられて口を噤むしか無かったって事か?ならもう話せるか?」 ハッとした様に正気に戻ったザイルが、チャムガの側に行き無事な事を確認して、父親に問い掛ける。 おじ様はそれに頷くも、嗚咽が止まらず話せなくなってる。 うーん、いまいち話がわからないから、ちゃんと説明して欲しいけど……暫くは無理か? と、突然空間が開いて白い塊がドサッと落ちてきたと思ったら灰色もその側に着地。 「あ、ルシィ、おかえりー」 灰色がルシィと確認して声を掛ければ、ただいま、と微笑みが返ってくる。 「その白いのって」 「あ、ダークエルフだからライトチェーンでぐるぐる巻きにしてみた」
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