つくもかみ
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祖母は、いつも「勿体ない」と言いながら、 色々なものを繕う、浴衣や、保育園のお習字カバン、捨てたはずの靴下、 「まだ使えるんのに勿体ない」と、 古い布に刺し子をしてふきんを作る。 祖母のかけ時計がぼーんぼーんと四回なる。 この時間いつも縫い物をする、 祖母のそばで話聞くのが、 一番すきだった。 私が、幼い頃聞いていた物語、 赤ずきんでもなく、人魚姫でもなく 勿体ないと、"つくもかみ"の話だった。
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