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「はいっ」なんて、他人行儀な出方。
いつもなら、どした?とかなのに……
近くにいる、彼女の姿が見える。
『司……もう、来ないで。彼氏、出来たから。本気だから。』
言葉に力を込めて言った。
「わかった。じゃ」
だよね……分かっては居ても、痛む心臓。
彼女と別れる選択肢はないんだよね……
『優、いこっ!』
目に涙を溜めながら、でも、もう司のことでは泣かないと、心で思いながら、笑顔で言った。
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