258人が本棚に入れています
本棚に追加
「おはよー基くん。5分遅刻です」
「いやっ……居ましたけど。話してるようなんで、声かけるの躊躇しただけで。」
「そっか!ごめんね!」
と笑う聖さん。
けど、なぜ?
お互いに目が離せないで居た。
「紹介するね!希ちゃんと、優ちゃん!
優ちゃんは、龍之介の彼女!」
「よろしく。基(もとい)です。龍之介とは、中学から一緒。あんた達の名前は、龍之介から、何度か聞いたことある。」
はっとして、ジントニックを口に含む。
基くんって…
明らかに無愛想!吹き出したくなるくらい。
でも、カウンターの中にいる3人は……
タイプは違うけど……かっこいい!
そりゃ、女性客も増えるよね!
見渡せば、いつの間にかお客さんが増えていた、話ながらも、入るオーダーを次々にこなしている聖さん。
優は、いつもと違う龍之介を見ながら、気になる女性客に目をやっている。
基くんは、目の前で何か作業していた……
長いな~睫毛……きれいな目。好きだなぁ……切れ長の目。髪も、薄暗いけど、わかるくらい、明るい色……地毛かな?
あっ!シェイカー振るんだ!
「あのさぁ、そんなに見られると、俺……
最初のコメントを投稿しよう!