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「お久しぶりです。」
花火大会……今日なんだ……
「俺たち、この先の旅館に泊まるんですけど、荷物先においてきます。」
「えっ?あの、お待ちください。ご予約、されたんですか?」
「はい。去年、ここに来た後で」
「すみません。私、話すの忘れてました。
私の妹が旅館の女将をしてまして、花火の後でお泊まり頂けるように、部屋取ってあるんです。
眺めもいい、最高の部屋なので、お客様のキャンセル料は私の方で支払いますので」
『えっ?でも……』
「大丈夫ですよ。話忘れた私が悪いので、それに最高の1日を……送っていただきたいんです。
私と妻の為に、私たちのわがままにお付き合いお願いします」
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