楓~大切な思いで~

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案内しますと言われて、着いたのは…… 『ここって……』 「あぁ……ここにお前とまた来る運命だったんだな」 「そんな偶然あるんですねぇ」 女将さんがニコニコと笑顔で部屋に案内してくれた。 「あの……元々、俺たちが予約した部屋は?」 「あれなら、心配しないでください。キャンセル料も結構です。こんな素敵な偶然の後で、頂くこと出来ません。 去年、お客様がご予約しようとした部屋は、すでにお客様のために取ってあった部屋だったんですね」
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