プロローグ

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~5時間後~  あの後キヨシは指を一本ずつねじりきられナタやオノで四肢を落とされた。しかし何故かキヨシは死なない。   (このまま死ねたらどれだけ楽か……)  そう思うと、キヨシは気絶した。  キヨシは夢を見た。暗い闇の中で一人たたずんでいた。   「ここは……」  そう思い暗い闇の中を歩き出した。すると声が聴こえてきた。   「誰っ?なんてっ?」  キヨシは走り出した。しばらく走ると光が見えた。……声は笑い声だった。   (あれは……)   「アハハハハハハハハハハハ!!」  キヨシの両親がキヨシを売ったお金で遊びほうけている夢だ  そこでキヨシは目を覚まし、自分の体を見て絶望した。   (僕は……化け物か……)  手足が生え治っているキヨシの姿を見て、研究員は驚きながら言った。   「素晴らしい……」   「何で僕をっ!!化け物にしたんだっ!!くそぅ……僕を人間に戻してくれよ……」   「20342番、君はもう化け物だ、我々と同じ扱いはできない。死ぬまで痛みを与え続けるぞ……」   「なんか食わせてくれ……」   「化け物が食い物を求めるのか」   「死んでもいいの……?」   「ぐっ!!生意気な!!」  と言った途端研究員は研究室から出て行った。  5分後研究員は”何か”を持って来た。   (……虫?……ムカデ!?)   「おい、あんたそんな大きいムカデ……」  研究員はキヨシの口の中に物凄く大きいムカデをキヨシの口の中にねじ込んだ。  笑い声が聴こえた。   「アッハァァァァ!!アハハハハハハ!!」   (また……この夢か……いや、違う……これは……”僕だ”)
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