初めてのまおーさま

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「見たこと無い魔法ですね……オリジナルですか?」 「そんなに賢くないよー、俺は」 オリジナル、それは魔法を新しく作った人が使う魔法。 魔法を作るには長い年月がかかり、作る人も収入が安定しないため少ない。 30年に一つが出来ればいい程である。 「学園の和の国の同級生が教えてくれたんだ。たしか『にんじゅっつ』とか言った気がする。 魔力と気を使うらしく難しいんだって」 「流石魔王さま、難しい魔法も使えるのですか。ルロイ、感激ですっ!」 「慣れれば誰でも使えるんだってさ。ってルロイ!危ない“煙幕玉”!」 レイが咄嗟にオークの顔に向かって魔法を放つ。 その魔法は運良くオークの目に当たる その間にレイはルロイを抱えてその場を離れる。 「っはぁはぁ…。普段動かないと体力キツイな……」 「す、すみません!気を緩めてしまい…」 「怪我が無いだけでいいよ。幸いオークは混乱している、今のうちに攻撃するぞ」
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