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10分後
「時間かかるのですね?」
「さぁ?」
20分後
「遅いな」
「そうですね」
1時間後
「遅い!アンデッド化遅い!」
「もうそろそろいいはずなんですが…」
ボフンッ!
突如そのような音が出た。音の方を見ると死体のオークが体から煙が出ていた
そして指、腕、脚、体、そして頭の順で少しずつ動き出した
「ァ"ァ"…ぁ"……ア"ア」
「う、呻いている!」
「いやアンデッドですから」
『時間が掛かったのが分かりましたよ。2体生まれましたみたいです
名前はオークゾンビと浄化せぬ魂
オークゾンビは死体を元にしたゾンビ魔力が少ないのと遅い代わりに痛みを感じないため攻撃力、防御力が高いです
浄化せぬ魂は本来ならゾンビ化と共に魂が消滅するのですが、それが運が良いのか悪いのか、ここに留まった者です。
魂に合った死体が現れるとその体に魂が入ります。今回はオークの魂ですので、乗り移ったさいはステータスが10分の1が+されます。』
「運無いはずなんだけどなー、俺」
『それなんですがね。
マスターさんが短期間で召喚数と配下にしたモンスターがマスターになってから50近くになっているので新しく『召喚士』というスキルが追加されます』
「おー、そんなに召喚してたのか。予想以上だった。因みにスキル効果は?」
『これはランダム型スキルですね。
効果の複数の内の1つの効果がランダムで選ばれるものです。
今回は運が上がるタイプのスキルで、召喚時のみ劇的に運が上がり複数体召喚出来たり、亜種が稀に召喚されるスキルです
私の知ってるマスターの中で相当の運の持ち主ですよ』
「うわー、学園時代運が無かった分今に来てるな!うん、来てる!」
「私にとっても嬉しい限りです」
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