0人が本棚に入れています
本棚に追加
その言葉は本心であろう事は、アルもカナもミカドも知っている。
だがそれでも、アルには優先される順位があるのだ。
「ヴァン、俺にはカナが一番大事だ。いくら“心眼仲間”でも俺は容赦しない。“わかっているだろう”。俺は守るために殺す事を躊躇わない。」
青紫色の炎を身に纏う。
「俺の仕事は“死を見届ける”か“殺す”か“生かす”かの三択しかない。無論、アルカナ仲間であってもだ。カナは例外だがな。」
「ふん。久々だな。“悪魔”。」
ミカドと呼ばれる男も遅れながらも挨拶をする。
最初のコメントを投稿しよう!